環境美化活動に関して助成金をいただけると聞いて、真っ先に思い浮かんだことは、生徒玄関につながる階段が殺風景であるので、ここを花で飾り、生徒や保護者を迎えたいということです。
プランター作りと水やりなどは、各学級の「整・美委員」にやってもらうことにしました。普段の整・美委員の仕事は、ゴミを減らす活動が主ですが、花を育てることにより、きれいなものを増やすという活動もできます。
同時に、生き物の世話をすることで、生命の尊重も実感できます。21学級ありますから、1学級で1台のプランターを作り、世話をします。花苗は、長い期間に渡って花を楽しめる「日日草」にしました。
苗植えは、購入先の専門家に来ていただき、手ほどきを受けて、短時間で彩り豊かなバランスの良いプランターができました。
これを階段に一段置きに並べました。当初は、数が不足かとも思われましたが、上や下から斜めに見ることになるので、十分に見栄えがしました。
夏休みに入って間もなく、プランターに使った土に放射線の問題があるかもしれない、とのことで、夏休み中は中庭に避難させました。
今年度初めて取り組んだ活動でしたが、生徒からは、登下校時に花を見るとほっとする、心が温まるなどの感想が寄せられました。また、作ったプランターの数が少なくて、もっと多く作りたかったという男子生徒もいました。来年度もまた、今年度準備したプランターを活用して、もっと多くの花を飾り育てたいと思います。